登場人物
CPAみゆき

公認会計士。大手監査法人勤務後、独立し個人会計事務所を経営。地方財政のエキスパートで、日本各地でセミナー講師として活躍中。高校生と中学生男子の二児の母。
サヤコ

英語講師&コーチ。シドニーのマーケティング業界で長年働いた後、地元岡山で起業。10代の学生をサポートしながら、自らも「人生100年時代」におけるベストな生き方を模索中。
Part 1はこちらから!
きっかけはなんと新型コロナ!

あの、早速なんですけど・・・2人共ゲームしないのに、ゲーム作ろうなんてメチャ・・・いや、・・・難しそうなことを始めたのはなぜなんですか?

実はそれ、私のアイデアなの。新型コロナが原因で色々な会社や個人事業主の売り上げが減っているのは、としお君も知ってるよね?

はい、もちろん!ウチの親戚もカフェとかやってるから、大変だって聞いてます。

そういう人たちを一時的にサポートするために、政府や自治体が色々な助成金や補助金を提供しているのも聞いたことがあるかな?その中の補助金の1つに申請しようと思って。

ヘえー、そんなのがあるんですね。知らなかった。

そうね、この補助金には限られた人しか申請できないし、手続きがとてもややこしいから学生さんは知らないかも。申請しても採択されるとは限らないし、100%補助してもらえるわけでもないしね。

なんか大変そう。・・・あ、そっか、その補助金を使ってゲームを作ろうと思ったんですね!

大当たり!私はお金のプロだし、サヤコさんは英語とITプロジェクトのプロだから。もちろんゲームに関してはたくさん学ばないといけないけど、2人のスキルと経験を合わせたら何とかなるんじゃないかと思って。

ふーん、なるほど・・・。それで、今は何をやってるんですか?

今はね、その補助金の申請に必要な情報を揃えてるの。9月中には済まさないといけないから、あまり時間がないのよね。
RFPって何?

で、具体的には企画書やRFPを作成中なの。

アールエフ・・・?な、なんですか、それ?企画書の方は何となくなら分かるけど・・・。

Request for Proposalの略なのよ。つまり「提案依頼書」という意味なんだけど。・・・私たちは開発者じゃないから、誰か実際にゲームを作ってくれる人が必要でしょう?だからまず「こういうゲームの企画があるんですけど、ご興味がありますか?あったらお見積もりをください」という私たちの意向を、書面にして募集をかける訳。

・・・つまりゲームを作る会社を選ぶってことですよね?

あ、そうそう、その通り!としお君、飲み込みが早いね!

そ、そうかな?・・・なんだか難しそうですね。あ、でもサヤコさん、前に書いたことがあるんですよね?

え、ないよ。シドニーでは私、RFPを受け取る側だったから。それに全部英語だったし。

は!?・・・ま、またですか!やったことないのにどうやって作るんですか!?

大丈夫、大丈夫!ひな型のサンプルが載ってる本を買ったから。だからそれを見ながら必要な部分を修正したり追加したりしてるの。第一、自分の経験のあることだけやってたら、可能性がどんどん狭まってしまうでしょ?初めてやることでも、調べればすれば答えはどこかで見つかるものよ。ヘルプしてくれる専門家を探すこともできるしね。

ぐっ・・・。そう言われると・・・。で、それができたらどうするんですか?

色々な開発者や会社に送ってみて、提案書を作ってもらうの。開発費の御見積もりも含めてね。そうすれば、補助金の申請に必要な情報が揃うから。

へえ!じゃあまずは締切前に補助金の申請を済ませることが目標なんですね。

その通り!それが済んだらもっと楽しい作業が待ってるから。

そうそう!乞うご期待!

わかりました!楽しみにしてます!
Part 3に続く・・・。
※このシリーズは事実を元にして、ほぼリアルタイムでお届けしています。なので、この先どうなるかは本人たちも全く分かっておりませんことを、あらかじめご了承ください・・・!
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