「将来は何になりたいの?」と親や先生に聞かれても、そもそも大人と話す機会があまりないし、どんな仕事が自分に向いてるのかピンとこない・・・。このコーナーは、そんな高校生たちが進路を選ぶ時の参考になれば、との願いから誕生しました。

ゲスト:リサ・ターナーさん 
職業:高校教師(in アメリカ)

第2回目のゲストは引き続き、アメリカの高校で日本語とコンピューターサイエンスを教えているリサ・ターナーさんです!

Part 1の記事はこちらから!

リサさんの現地レポート記事はこちらから!

アメリカの高校ってどんな感じ?

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サヤコ
そしてアメリカの大学で教員免許を取得した後、シカゴの高校で働き始めたんですね。お仕事を見つけるのは大変でしたか?
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リサ
いいえ、それがすぐに見つかったんです。アメリカでは日本語の先生が不足しているので、3校からオファーをいただきました。
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サヤコ
そうなんですか!オーストラリアでは中国語を採用する学校が増えていたので、日本語はもうあまり需要がないのかと思っていたのですが・・・。
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リサ
いいえ、そんなことはないです。確かに中国政府の強い働きかけが要因で中国語を教えるようになった学校は多いですが、マンガの影響もあり日本語人気も根強いんですよ。
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サヤコ
ああ、マンガ!最近の若い人のほとんどは、マンガがきっかけで日本語を学び始めるそうですね。
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リサ
はい。私の生徒達も皆そうです。そして自分が好きで勉強してるのでとても熱心です。だから教えていてすごく楽しいですよ。
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サヤコ
それはいいですね!日本語の授業はどんな感じで進めているんですか?
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リサ
私は教科書を廃止したんです。Project Based Learning(プロジェクトベースドラーニング)と呼ばれる、より実践的な教授方法を採用しています。
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サヤコ
面白そうですね!教科書がないとなると、具体的には何をするんですか?
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リサ
その名の通り、生徒たちに日本語のプロジェクトを与えるんです。ウェブサイトを作ったり、TikTokの動画を撮影してアップしたり。
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サヤコ
うわ、楽しそう!そうやって日本人が日常的に使う表現を、実践の中で学んでいくんですね!
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リサ
その通りです。テーマを決めるところから始めるので、日本語だけでなくプロジェクトマネジメントのスキルも身につけることができます。

私はコンピューターサイエンスも教えていますが、そちらの方は必修科目なので当然渋々参加している生徒もいます。でも日本語クラスは選択科目なので、全員とても熱心なんです。
クラスでの光景。楽しそう!😊
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サヤコ
何人位の学生を教えていらっしゃるんですか?
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リサ
日本語は110人、コンピューターサイエンスは30人です。人数が多いので準備が大変ですが、とてもやりがいがあります。
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サヤコ
それは多いですね!・・・アメリカの高校生は日本の高校生と比べてどんな感じなんですか?
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リサ
こちらの高校には、日本と違って厳しい校則がないですね。ディスカッションの機会も多くてみんなどんどん発言しますし、先生とも気軽に話します。自分の意見を言語化するのに慣れている感じですね。環境汚染などの社会問題にも関心が高く、改善のための運動に積極的に参加しているとても学生が多いです。
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サヤコ
へえ〜、そうなんですか。
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リサ
今も校舎でクリーンエネルギーを使って欲しいと、太陽発電の設置を学校側と交渉中なんです。香港で起こっている民主化運動にも関心が高いですね。
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サヤコ
すごい!意識の高い学生さんが多いんですね。
ストライキに参加中のリサさん
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リサ
そうですね。実はうちの高校は元大統領夫人のミシェル・オバマの出身校で、アメリカでもトップクラスの名門校なんです。先日も、彼女がらみで動画撮影のクルーが来ていました。
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サヤコ
どおりで!優秀な学生さんが多いんですね。授業は長いんですか?
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リサ
勤務時間は午前8時から午後3時15分までで、残業はありません。私には直属のボスが特にいないんですよね。とてもオープンな雰囲気で、任せてもらっている感じです。
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サヤコ
日本の高校とはずいぶん違いますね(笑)
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リサ
そうですね。お給料もいいし、高校で教えるのであればアメリカの方が断然おすすめです!

アメリカで高校の先生になりたかったら?

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サヤコ
となると、やはりアメリカで教員免許を取る必要があるのでしょうか?
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リサ
日本語教師の場合は最近システムが変わって、日本の資格をそのまま使えるようになりました。もちろん英語力は必須ですが・・・。
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サヤコ
そうなんですか!それは朗報ですね。・・・リサさんのようにアメリカで資格を取って働きたい高校生に、何かアドバイスはありますか?
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リサ
私は渡米した直後、コミュニティカレッジと呼ばれる専門学校に2年間通ったのですが、これは大正解でした。ここで英語力をアップさせることができましたし、四年制の大学に比べて授業料が安いんです。そのまま大学に編入することが可能なので、限られたリソースを有効に使えたと自負しています。
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サヤコ
留学する際、調べてみる価値はありそうですね!・・・もしタイムマシーンに乗って高校生の自分に会えるとしたら、どんなアドバイスをしますか?
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リサ
高校生の時に直面する問題の多くは情報が足りなくて解決しないことがほとんどなので、もっとたくさんの情報を集める努力をしよう!かな?
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サヤコ
確かに今の時代、情報収集能力は不可欠ですね。・・・最後に、日本の高校生の皆さんにメッセージをお願いします。
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リサ
今の高校生はデジタルネイティブと言われる世代で、全体の50%以上が100年以上生きる可能性があります。なので常に長期的な視点で物事を考え、自分の軸をしっかり待ちながらも変化に常に対応できる人になって欲しいですね。
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サヤコ
素敵なアドバイスをありがとうございます!そして本日はお時間を割いていただいて、本当にありがとうございました!
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リサ
こちらこそ、ありがとうございました!
お家でくつろぐターナー一家❤️

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