こんにちは、本・人出会いクリエイターのまるこです。
今月も、高校生のあなたに読んで欲しい、そんな1冊をお届けいたします。

みなさんは、1日にどれくらい「頑張る」という言葉を使っていますか?

ついつい言っちゃう「頑張る」という言葉。

私も、よく使っていました。
ただでさえ忙しいのに、上司から仕事を依頼されて、「なんとか頑張ります〜」と安請け合いした結果、自分の首を絞めてしまって…なんてこと、星の数ほど。とほほ。

そもそも、「頑張る」の定義は、

1 困難にめげないで我慢してやり抜く。「一致団結して―・る」

(デジタル大辞林;https://kotobank.jp/word/%E9%A0%91%E5%BC%B5%E3%82%8B-471275

そう、「我慢する」という意味合いが込められているのです。

何事においても我慢して、一生懸命やり抜く!
そんな生き方って楽しいのかなぁ?と思っているときに出会ったのが、この本です。

今月の1冊:『ざんねんな努力』(川下和彦、たむらようこ著)

かわいい表紙!!ウサギの表情がシュールです。

なんともポップなこの表紙。
そして、中身をパラパラとめくってみると、字が大きくて、読みやすい!

まるで、絵本!

作者の川下和彦さんの肩書きは、「習慣化エバンジェリスト」。なんでも、昔からやる気だけは一人前だったけれども、やりたいことにことごとく失敗し、そこから独自の習慣化メソッドを生み出したのだとか。

そして、たむらようこさんは、あの「慎吾ママ」を生み出した人。根っからのクリエイターです。(2000年のことだから、平成世代には分からないかもしれませんが…元SMAPの香取慎吾さんが、ママに扮して歌った「慎吾ママのおはロック」が一斉を風靡したんです。よければ、ググってみてね)

「ガンバ」らないでうまくいく秘訣

『ざんねんな努力』、ポップなのは表紙だけではありません。

内容もなんともポップ。物語調になっていて、ぐいぐいと引き込まれます。

ちょっと、あらすじをご紹介しますね。

あらすじ:

主人公ミサキ(性別は明記されていなくて、読み手の想像力をかきたてます)は、ガンバール国の住民。朝は決まった時間に「ガンバって」起きて、満員電車に「ガンバって」ガタゴト揺られて通勤し、「ガンバって」夜遅くまで仕事をして、ヘトヘトになって帰ってくる…そんな「ガンバる」ことが美徳とされる国なんです。(ああ、なんて生きづらそうなの!)

ある日、「ガンバる」ことに疲れたミサキは、勢いで電車に飛び乗り、隣国「ガンバラン王国」に到着します。そこでは、「ガンバらない」で楽しく朗らかに生活していて、なおかつ結果もちゃんと出している…そんな人たちがたくさんいて…

ミサキは、ガンバラン王国の住民から、「ガンバ」らないでうまくいく、10の方法を教えてもらうのです。

ね、あらすじを読んだだけでも、面白そうでしょ。

ミサキが学んだ10の方法の中から、特に、私が「これは皆さんの役に立ちそう!」と思ったものを一つ、ご紹介します。

ガンバラン王国での学び:選択の回数を減らす

私たちは1日に35,000回も選択をしている?

私たちは1日に何回、「選択」をしているでしょうか?

ある情報では、9,000回。
またある情報では、なんと35,000回(!)という研究結果もあるそうです。

それだけ、私たちの1日は選択の連続、ということ。
それもそうですよね。
皆さんの1日を振り返ってみてください。

  • もう7時だ。起きなきゃ。でも、もうちょっと寝てられるな。
  • 朝ごはん、何食べよう。
  • 今日は何を着て行こう。
  • 何時の電車に乗ろうか。
  • お昼は何を食べよう。コンビニもいいな。でも〇〇ちゃんとカフェもいいな。

ほら、もうこれだけで5回も選択を迫られている。

本当に何かを決める集中力は、10回分だけ!

『ざんねんな努力』によると、私たちには、本当に何かを決める集中力は1日10回しかないそうです。

ここぞ、というときのために、10回を取っておきたいですよね。

ガンバラン王国で出会った、毎日黒いセーターを着る男が教えてくれたのは、「些細なことで選択の回数を消費しない」こと。

彼は、毎日同じ服の組み合わせ(スティーブ・ジョブズも毎日黒のタートルネック+ジーンズでしたよね)、朝食も毎日一緒。

一見すると「つまらない」かもしれません。

でも、毎日、「今日何着て行こう?」「今日は何を食べよう?」と考えて選択の回数を消費していたようでは、ここ一番のときに意志力が疲れ果てて、ベストな洗濯ができなくなるかもしれません。

悩む必要のない些細なことについては、固定化してしまうこと。
大事な選択のために、意志力をとっておくこと。

これ、私も大人になってから大切さを痛感しています。

最近は、黒いセーターの男と同じように、

  • 毎日着ていくトップスは白で固定、ボトムスはスカート
  • 朝ごはんはプロテイン
  • 昼ごはんは毎日同じメニュー

こんなふうにして、少なくとも選択の回数を3回減らしています。

その結果、朝あーだこーだと悩む時間が減り、格段に楽に。

皆さんも、もしかしたら朝からたくさんの選択をして、頭を疲れさせてしまっているかもしれません。黒いセーターの男から、ヒントをもらえるかも。

「ガンバる」を口癖にしているあなたに、読んでほしい

勉強をガンバる、恋愛をガンバる、ダイエットをガンバる…
毎日ガンバって、知らない間にガンバール国の住民になっているあなた。

そんなにガンバりすぎたら、疲れちゃいます。

もし、口から「ガンバります」という言葉が出てきそうになったら、
少しでもいいので、ガンバラン王国の教えを思い出してみてください。

きっと、すいーっと、楽に、自分の目指しているところまでたどり着けるはずです!